お知らせ

2016年03月04日

2月20日(土)・27日(土) 「我谷盆一日講習会」を開催いたしました

「我谷盆一日講習会」を開催いたしました。
森口信一さんに講師を務めていただき、参加者の皆さんに、実際に生木から我谷盆を彫っていただきました。

最初に森口さんより我谷盆についてのお話があり、その後、実際に原木を切る体験をしていただきました。
 
森口さんより我谷盆についてのお話原木を切る体験
 
そしていよいよ、のみと丸のみを使って、彫る作業をしていきます。みなさん黙々と作業していらっしゃいました。
 
のみと丸のみを使って、彫る作業のみと丸のみを使って、彫る作業
 
森口さんに教えていただきながら、作業を進めていきました。
 
教えてくださる森口さんのみと丸のみを使って、彫る作業
 
彫る作業が終了した後、栗渋を塗り、乾かして完成です。
彫る作業は終了した生木のお盆栗渋を塗り、乾かしているところ
 
たくさんの方に参加していただき、誠にありがとうございました。
 
※我谷盆(わがたぼん)とは…石川県、江沼郡、山中温泉より上流の我谷村(わがたにむら)(昭和33年ダム建設で水没)で、江戸時代初期以来、生活具として作られた木地盆である。材は主として栗を用い、のみで縁まわりをくりだし、底には丸のみの平行線を刻み付けているところが特色である。現在、製作しているのはわずか数名である。
 
-森口信一さんプロフィール-
1952   北海道生まれ
1977   3月 京都市立芸術大学美術学部彫刻科 卒業
1987   黒田乾吉氏より拭漆の講習を受ける/京都
2000~   我谷盆の研究・制作を始める
2003~2010 大阪成蹊大学芸術学部 工芸非常勤講師
2006   みのおものづくり表現未来塾 木工コース講師
1985以来  グループ展 個展 多数開催

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